そんな経験を、通っている足爪補正士の方に話すと、なんと彼も子どもの頃に同じような体験をしたとおっしゃる。それは日中平和友好条約が結ばれた1978年。彼のお父様が仕事で外航船に乗っていた時に、鳩が船に迷い込んできたといいます。

足環で中国の鳩とわかったので、大使館に届けたところ、お礼にタペストリーをいただいたそうです。時代や背景は異なれど、鳩についての思い出を語り合える人が身近にいるなんて考えもしませんでした。

その後、徐々に元気を取り戻していった、わが家の鳩。世話をしている間に情がわいた父と姪は、回復した鳩と別れがたい様子。特に父は、鳩がやってきたのが春のお彼岸だったからか、8年前に亡くなった母と重ねているように見えました。

17日の滞在ののちに鳩は元気に飛び立ち、飼い主の方から無事に帰宅したとの連絡が。「いつかまたレースの途中で、うちに顔を出すことがあるかもしれんから、鳩小屋はそのままにしちょこう」と言う父。そんな日が来ることを、私も信じて待ちたいと思います。


※婦人公論では「読者のひろば」への投稿を随時募集しています。
投稿はこちら

※WEBオリジナル投稿欄「せきららカフェ」がスタート!各テーマで投稿募集中です
投稿はこちら

【関連記事】
40代で見つかったがん。「まさか自分が」と落ち込んだが、過去の私に心から称賛を送った2つの理由
今まで数年に一度ぐらいしか行っていなかったお彼岸のお墓参り。今年行ってみると、不思議なことが…
幼児を背負ったおばあさん。信号が赤から青へ変わる前に渡り始めようとしたところ「危ないよ!」と叫んだのは…