リーゼント編

まず髪全体に「デップ」を薄くつけます。
デップ。
この言葉を聞いて、懐かしいと思った方は、たぶん同世代です。
今はもしかしたら「それは何ですか?」と言われるかもしれません。
簡単に言えば、髪をガッチリ固めるジェルです。
このデップ、最初からベタベタとつけてはいけません。
薄く、全体になじませます。

そしてドライヤー。
髪一本一本を太くするようなイメージで乾かします。
乾かしながら、後ろへ、後ろへと流していく。
リーゼントの後ろは、左右から流れてきた髪が後頭部で合流するようなイメージです。

前髪はさらに慎重に。
ここは立ち上がりが薄くならないように作ります。
ただ立ち上げればいいというわけではありません。
立ち上がりとサイドが別々にならないようテクニックが必要です。

ここで登場するのが、男役の必須アイテム「リーゼントネット」です。
これはある程度髪をセットして形を作ったあと、さらにサイドやトップを潰したいときに使います。
リーゼントネットを髪に当てながら、ドライヤーをかけます。
フロントを立ち上げたいときも、同じようにリーゼントネットを当てながらドライヤーをかけ、スプレーをします。
金網のなんとも地味な道具ですが、かなり優秀で大変お世話になりました。

正式名称は「ダンネット」というようです。
実際に見ても、いったい何に使うものか、ほとんどの人は想像がつかないと思います。
優秀ではありますが、これは世の中にどれくらい需要があるものなのでしょう。
気になります。

正式名称「ダンネット」。リーゼントを作るときに大変お世話になりました