「小物感や底の浅さもありつつ、どうにも憎めない」

その後、信雄は重臣だった津川雄光(早瀬栄之丞)のまねをして、「ひょい! ひょい! ひょい!」とひょっとこ踊りをします。

津川はかつて信雄を支えてきた人物。しかし信雄は、家康にそそのかされて津川を手にかけることになりました。

ひょっとこの面を落とした信雄は、表情を一変させ、津川を失った悲しみをにじませながら、ひとり涙を流します。

(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

この場面に、視聴者からは山脇さんの演技を称賛する声が寄せられました。

「偉大すぎる父を持った2代目のちょっと残念な小物感や底の浅さもありつつ、どうにも憎めない感じ。翻弄され、残ったのは孤独…そんな人物造形もよかった。山脇辰哉さん、すてきな役者さんだな」

「信雄役の人の演技がうまくて面白くて唸ってしまった。山脇辰哉さん、覚えました!」

「無能扱いされる信雄だけど、山脇辰哉さん演じる織田信雄の悲哀、とても良かった。
能や舞が大好きだったという人物像も上手く取り込まれてる」

「『器が足りない者の悲哀』を演じるのが凄くうまい」

さらに、

「独り無言で津川さんを悼んでいるシーン、胸に迫るものがあった」

「『ひょい』のところで、津川殿は本当に大事にしてたんだろうなとわかるところがつらいよ」

との声も。

山脇辰哉さんは1997年生まれの俳優で、近年は連続テレビ小説『らんまん』の堀井丈之助役をはじめ、映画やドラマなど幅広く出演しています。

偉大な父を持つ葛藤や、大切な人を自らの手で失った後悔と孤独を、山脇さんは信雄の表情や佇まいで見事に見せました。