ほぼ100%が内定を得る理由

現在の高専卒業生は、約4割が大学などへ進学し、就職するのは6割程度である。高専卒業生の大学編入の門戸は1960年代時点でまだ十分開かれていなかった。

そのため高専一期生の大半が就職したわけなのだが、それでもどこもほぼ100%の就職内定率を達成する。

『高専―戦後日本のエンジニア養成』(著:手嶋泰伸/中央公論新社)

実は、この高い求人倍率と就職希望者のほぼ100%が内定を得る傾向は、現在でも変わらない。高専全体では求人倍率は20倍を超えている。

就職氷河期やリーマンショック後、東日本大震災後など、大学生の就職内定率が極端に落ち込んだ時期も、高専は90%以上の内定率を維持していた。