心からマサのことを尊敬している

「球界最年長選手」と呼ばれるようになって数年になる。プロ25年目、46歳となった26年シーズンも現役選手として新たな挑戦を続けることになった。

いくつになってもひたむきさを失わず、常に「どうすればもっとうまくなるのかな?」と、野球少年のような思いで貪欲に練習を続けている。そんな姿を間近で見てきただけに、僕は心からマサのことを尊敬している。人として、「自分もこうありたいものだ」と思わせてくれる。それは決して、僕だけのことじゃない。彼と関わった多くの人たちが、同じ思いを抱いているはずであり、若手選手たちに与える影響は計り知れないものがある。

写真/水上俊介

石川は「自分の存在がチームの負担になっているのでは?」と悩むこともあるという。この点については、「絶対にそんなことはない」と断言できる。

一軍監督として6年間、ともに戦ってきたけれど、大変さなんて微塵も感じていなかった。勝ち星がつかなくても、彼はチームに多大なる貢献をしているからだ。いまだに若手に対しても「どうやって握るの?」と聞きに行くような貪欲な姿、必死に野球を勉強する背中。その影響力は、1勝や2勝よりもはるかに大きなものをチームに残している。

勝敗なんてこれっぽっちも気にする必要はない。