ハチに200回刺されて分かった「最も痛い場所」
一方で、より定量的なデータを求めて自ら刺されに出たのがスミスさんだ。
元からアリやハチに代表される社会性昆虫(コロニーで集団生活し、役割分担がある昆虫)が研究テーマのスミスさん。シュミット研究員の指標では虫の種類による痛みの差を評価しているが、刺される体の部位による違いまでは計測していないことに着目した。
統計として使いものになるデータを得るために、スミスさんは体の部位25箇所を最低3回ずつはミツバチに刺されることにした。
ただ、刺してほしい箇所に都合よくミツバチが来てくれるわけでもない。そこで、ハチをピンセットで捕まえて刺してほしい箇所へ持っていき、針をしっかりと皮膚へ貫通させるために刺されてから5秒間待つことにした。通算すると、38日の研究期間中に200回ほど刺された。