目にしみにくい、タマネギの切り方

この二つの酵素の働きを抑えられれば、目にしみないタマネギが作れるわけだ。

実際、ハウス食品はこの研究を応用し、涙が出ないタマネギを開発、2015年に発表した。重イオンビームを照射して突然変異を起こさせ、酵素の働きがはるかに弱いタマネギを作り出した。催涙成分が出ないだけでなく、辛みもほとんどない。

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

10年がかりで開発したこのタマネギ、水にさらす必要もなく、目にもしみず、匂いも手につきにくいため、より手際よく調理できるということだ。

ちなみに、普通のタマネギを切る時になるべく目にしみないようにするには、3通りの方法がある。

(1)切る前によく冷やして、酵素反応を抑える
(2)よく切れる包丁で切って、なるべくタマネギの細胞を壊さないようにする
(3)目にしみる前にさっさと切ってしまう

要するに、手間を惜しまず、道具に投資して、料理上手になれ、ということだ。