●「脇役」をそろえる
コーディネートをつくるとき、私はアイテムを「主役」と「脇役」に分けて考えますが、前ページで挙げたアイテムは、どれも脇役のものです。
簡単に説明すると、主役は、コーディネートの中心になるもの。ビビッドカラーや花柄、フリルなどのアイキャッチなアイテムは、そのほとんどが主役です。
一方で脇役は、シンプルで、ほかのアイテムと合わせやすいもの。ベースカラーで無地、凹凸のない「フラット」な素材のものです。
おしゃれになるために必須なのは、まさにこの脇役のアイテムたち。主役が引き立つのも、それ以外の脇役がそろっているからこそ。クローゼットも主役1割、脇役9割ぐらいがちょうどいいのです。
そして、「今」使う服は、ハンガーに吊るして収納しましょう。毎日の服選びがとても楽になります。おすすめしたいのは「プチ衣替え」。クローゼットの服を全部入れ替えるような大がかりな衣替えではなく、2、3か月に1回、手持ちの服を見直して、選びやすいように配置換えをしてください。
いつも同じようなラインナップだと目が慣れてしまい、「着る服がない!」と勘違いして、新しい服ばかり欲しくなります。それは危険です。自宅のクローゼットでショッピングするような気持ちで、手持ち服の「棚卸し」の習慣を持ちましょう。
厚手のニットやダウンジャケットなどかさばるものは、ハンガーではなく、引き出しに収納することで服が選びやすくなります。
手放すかどうかの基準として、私は素材の劣化は否応なしに「寿命」としています。アイテムによっては思い入れがあるかもしれませんが、傷んだものを身につけていると、気分も下がってしまいがちです。
素材は大丈夫でも、デザインなどが理由で迷うときも。もし「タダでもいいから誰かにもらってほしい」と思ったら、それは手放すサイン。心が離れている証拠です。
夏と冬の「二季」になりつつある今だからこそ、年中使える脇役アイテムが中心のクローゼットの「構築」を。服選びを楽にして、毎日のおしゃれを楽しみましょう。
※本稿は『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても老け見え」を解決するすごい着こなしテク』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
『パーソナルスタイリスト直伝 「何を着ても老け見え」を解決するすごい着こなしテク』(著者:杉山律子/KADOKAWA)
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