タカ それとこの先、部屋数の問題が出てくるよね。今は子どもが小さいけど、中学生くらいになったら子ども部屋がいるだろうし。

 わかります。ある日、気づきました。なんで一軒家を建てたのに、こんな狭いんだ、って。そっか、1階は2人なのに、2階に5人も住んでいるからか(笑)。でも、静夫さんとお義母さんに余計な気遣いはしてほしくない。その気持ちを示すため、最近、隣にできたアパートの一室を借りたんです。YouTubeの撮影などをする仕事部屋として。ちなみに、コロナで銭湯に行くのを控えているお義母さんは今、その仕事部屋の風呂を使っています。(笑)

タカ オレたち、ヨメの親とは住んでいるけど、ヨメの家に入っているわけではないでしょ。

 そうですね、名字も変えていないし。

タカ 自分の家にヨメの親を呼んでるから、気持ちに余裕があるのかもしれない。一応オレの家だから、文句あるなら出て行け! って言える(笑)。それが強み。

 ハハハ、言えないけど。

タカ もし、ヨメの家に住んでたら、肩身が狭いだろうなと思う。

 そうかもしれないですね。

タカ 一緒に住んでいればイラッとすることもあるけどね。たとえば、お義母さんがだんだんオレに気を使わなくなり、食卓のオレの椅子に座ってなかなかどいてくれなかったり(笑)、勝手に大工さん呼んで棚作っちゃったり。でも、オレの機嫌とってくれたりもするんだよね。たまに家で一緒にお酒飲むんだけど、「ホント、パパ(タカさん)はやさしい」とか。イラッときたときは、その言葉を思い出して、気持ちを静める。

 円満に暮らすコツですね。

タカ でもマジで、お義母さんが骨折して犬の散歩や家事ができなかったとき、ありがたみがわかった。

 そっか、ふだん気づかないけど、僕らマスオさんって逆に自由でラクさせてもらってるのかも。何時に帰ってもいいし、自分の時間があって仕事にも打ち込める。

タカ そう、だから感謝だよ。

 いろいろ言っちゃったけど、静夫さんにも感謝しておこう。

タカ なんか丸くおさまっちゃっかな。(笑)