101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

<100歳の100の知恵 3>

『身の丈にあった小さな家のおかげで老いた体も助かる』

私は平屋建ての、小さなプレハブ住宅で暮らしています。建てたのは昭和35年。新時代の住宅を試してみたいという好奇心もあり、発売早々購入したのです。手狭だと感じた時期もありましたが、建て替えないまま60年ほどたってしまいました。

歳をとって足腰が弱ってくると、階段のない平屋の家は実に便利です。長年暮らしてきたので使い勝手も慣れていますし、こぢんまりとしている点も、老いた身のひとり暮らしにはかえって好都合。

掃除も小さな平屋のほうが楽ですし、家に入りきるだけのモノしか持たなかったので、整理も楽です。

身の丈にあったつつましい暮らし方をしてきたおかげで、100歳になってもひとり暮らしができるのかもしれません。