凹んだ穴をせっせと埋める

あの時「私の持ち株の中で最も損益率の悪い、マイナス幅の大きい、重しとなっている株」としてご紹介した三菱重工業、「損益率マイナス58.20 %」と言っていましたが、今現在マイナス19.40 %。20%を切って、うちの泥沼の底ではなく中間どころをユラユラしております ! 

えっ、いつのまにそんなに上がったの⁉ と、驚かれたかもしれませんが、なんのことはない。11月にナンピン買いしておりました。

ナンピン買いとは、持ち株の株価が下がったときにさらに買い増しして平均購入単価を下げることです。購入単価が下がれば、利益の出るバーも下がります。

例えば6,000円で100株買った銘柄が、半分の3,000円まで下がったときに100株買い増しをしたとすると、1株当たりの平均購入単価は4,500円になります。そうするとその株が 5,000円まで上がったとき、最初のままではまだマイナス10万円ですが、 ナンピン買いしたほうではプラス10万円になります。

私の三菱重工業は、前回お話しした通り取得単価が6,210円でした。高すぎるわよね。それで株価が2,400円まで下がった時に、他の株を売ってできたお金で200株買い増したのです。結果、取得単価は3,671円になりました。本日の株価が2,959 円。先日見たときは3,000円越えていましたから、あとひと踏ん張りですね!

ナンピン買いのナンピンは、漢字で書くと「難平」と書きます。「今日のおかず何品?」の「何品」ではありません。難を平らにする「難平」。

株価のマイナスという難を埋めて平らにするという字に、凹んだ穴にせっせと土を埋める姿も浮かびます。ワタクシ的には損失にザワつく心の「難」を「平穏」にしてくれるという「難平」です。だって、買ったとたん一気にマイナスが減るんだもんね。