それでも株がある限り

しかしながら、ここで大事なことを言います。

素人がナンピン買いに手を出すと、往々にして傷を大きくします。

素人というのはもちろんこの私のことで、かつては1000円の株が800円になったら買い増しし600円になったらまた買い増ししと繰り返し、気づけば100円ほどのクズ株を3000株も持っていたなんてこともありました。埋めても埋めても、地盤沈下し続ける地面は凹んだままなのです。

そんなことを繰り返して、ようやく気づきました。

ナンピン買いは、この後株価が上がると確信できる時しかやっちゃなんねえ!(悟空の声で)

ちなみに「難平」を辞書で引くと、1番目には「取引で損失を平均化すること」とありますが、2番目に、見通しもなくそれをして大損をする意から「愚かなこと。また、その人」とあります。トホホ。

そんなわけで長いこと禁じ手としていたナンピン買いですが、理由はよくわからない謎の上昇トレンドの先月、解禁したのです。理由がわからないならするなって感じですけど。

全世界を襲ったコロナ禍で急降下した株が、未だコロナは終息していないし、おかげで景気がいいとはとても思えないのに、なぜ上がっているのか? 小市民には謎でしかありません。経済政策がどうとか海外の投資家がどうとか言いますが、そう言っている人たちも、このまま株が上がり続けることには懐疑的なんじゃないかな、などと思っています。あくまで個人の感想で。

それでも株がある限り、買ったり売ったりする人がいて、株価は上がったり下がったりするもの。運という字は運用の運、動かすところに運気あり。

来年も、半分運試しで ( 多分には欲に駆られて ) チョボチョボ動かした株についてお話させていただきたいと思います。

皆さまどうぞよいお年をお迎えください。私の株の「掉尾の一振」の結果は、年明けにご報告させていただきますね。

 

前回「年末は株価が上がるってホント?」はこちら

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