撮影:松蔭浩之
最新出演作となる映画『空母いぶき』が話題の佐々木蔵之介さんと西島秀俊さん。2011年に放送されたドラマ『僕とスターの99日』(フジテレビ)での初共演以来、念願叶っての再開を果たしたお二人が、ファンが気になる家族と過ごす時間のエピソードや、男性としてもそろそろ気になる健康の話まで、ざっくばらんに語ってくれました! 

緊迫感のある撮影の中で声が出なくなり……

西島 蔵之介さんとは、以前ドラマ『僕とスターの99日』で共演させていただいて以来、この映画で2度目になりますね。

佐々木 もう8年前か! ラブコメだったよね。

西島 そうです。あのとき、蔵之介さんは場を和ませようと一人ひとりに気を配って、すごいなあと思っていました。打ち上げも蔵之介さん中心に盛り上がった。僕は、ちょっと後輩なのをいいことに、すっかり甘えさせてもらいました。

佐々木 笑わさなきゃいけない役回りだったから、いただいたセリフでどうおかしく表現できるかをずうっと考えていたなぁ。

西島 面白かったですよ(笑)。演技しながら噴いちゃうくらい。息もぴったりでしたし、「もう一度蔵之介さんと共演してほしい」と周りからもずいぶん言われていたんです。今回『空母いぶき』でようやく念願かないました。

佐々木 “戦争”がテーマの映画だから、今振り返っても苛酷な現場だったよね。緊迫感のあるシーンの連続。

西島 ええ、その緊迫感のなかで連日撮影していたら、突然声が出なくなって……。今までそんなこと一度もなかったので、あせりました。蔵之介さんがその日の夜中に、鍼の先生に連絡をしてくれて。

佐々木 舞台で何度も同じような経験をしていて、声が出ない苦しみはめちゃくちゃ知っているから。

西島 鍼のほかにも、のどにいいハーブティーを持ってきてくれましたよね。

佐々木 僕もいろんな方法を試しつつ、ここまでなんとか切り抜けてきました。(笑)