驚愕の数値を目の当たりに!

当日の朝、「病気が見つかったらどうしよう」という数日前からの緊張がピークに達する。身長を測って体重測定。看護師さん数人が数字を覗き込む。「正常範囲ね」の雰囲気だ。その後、視力検査を経て血液採取。乳がん検査にオプションの骨密度測定など、とんとん拍子に事が進んだ。

そしていよいよ血圧測定。恐怖と不安で胸が苦しくなる。体重測定のときと同様、数人の看護師さんが数字をにらむ。「上が200……」と、そこまでは聞こえた。無意識に耳を閉ざしたくなる。もう下の数値なんて聞きたくない。135以上が要注意なのに、それが200だなんて嗚呼、恐ろしい。

看護師さんの「もう一度やりましょう」の声に、ひとつ大きく息をした。しかし次の数値はもっと酷い。それで最初の数値が採用された。これにより、この日の健診は終了。まだ胃のバリウム検査が残っていたが、「すぐに病院に行くように」とドクターストップがかかったからだ。

健康診断センターでは治療はできないし、薬も出せない。すぐ行かないと倒れて死ぬかも……そんな気分で病院へと急ぐ。血圧測定の後、即座に薬が処方され、慌ててゴクリと飲み込んだ。「助かった。どうにか生き延びた」。こうして缶詰やカップ麺は、高血圧患者から遠ざかっていった。