2000年、読売巨人軍の選手だった元木大介さんと結婚。新婚旅行先のグアムで (写真提供:大神さん)

褒められて頑張れた

こう見えて私は若い頃、何を食べても太らなかったんです。二十歳の頃は、160cmで38kgしかありませんでした。また、ランニングやスポーツは人生で一度も真剣にやったことがありません。そんな私は、脂質はもちろん水分までも溜め込みやすく、筋肉も眠っている状態と診断されました。

何より頑張れたのは、トレーナーさんに褒めてもらえたからでしょうか。この歳になって、褒められることってなかなかない。目つきが鋭いせいか、昔から「打たれ強い」と誤解されるんですけど、実は落ち込みやすく、褒められたことをエネルギーにして頑張るタイプ。

そんな私の習性を知ってか知らずか、トレーナーさんはダンベルの上げ下ろしが上手にできただけで「さすがです!」とか言って、すっごく褒めてくださるんです。ウソウソと思いながらも、ちょっと嬉しい私がいました。(笑)

その褒め上手のトレーナーさんが最後、「糖質も脂質もおさえましたが、水分を溜め込んでむくみやすい体質でもあるので、水分の量も調整していきましょうか」とアドバイスをくれて。それほど痩せにくかった私ですが、目標の日までに、なんとかマイナス10kgを達成できました。

最初はもう少し高い目標を勧められたのですが、ピクリとも減らずに抵抗する私の体重の数値を見て「どうも身体が、この体重がちょうどいいと言ってるようですね」とトレーナーさんも諦めてくださって(笑)。そもそも無理を重ねることは嫌いなんです。一度きりの人生、ずっと苦しい節制をして痩せていても仕方ないと私は思っています。ハッピーに生きることが一番。