相撲は何のためにあるのか

遠藤は13日目に貴景勝に勝って、インタビューでは「今日はどうしても勝ちたかった。わかる人にはわかるので良かった」と答えた。長い間、遠藤の付け人をした大翔龍が今場所限りで引退するためではないかと報道されている。

その思いやりに感激して、私は涙が出てきた。そして、大関朝乃山にがっかりした私の心が少しだけ和らいだ。

朝乃山は日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反し、親方の判断で謹慎休場している。朝乃山ファンの皆さん、失望して体調を崩さないでください。

千秋楽を前にした学びは、「相撲は感動するためにある」。力士の皆さん、あなたのその投げ技、あなたのその突き押し、あなたのそのうっちゃりが、相撲ファンを幸せにするのです。

 

土俵入りする遠藤(左から3人目)。千秋楽、どこまで優勝争いに絡めるか

 

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