全国のスーパー銭湯の大広間をお客さんでいっぱいにする、ムード歌謡グループ「純烈」。そのリーダーでプロデュースも担当する酒井一圭さんが、悩める淑女に寄り添います!?(撮影=水野昭子 イラスト=風間勇人)
《 お悩み 》
「長男の妻が病気の影響で豹変」
昨年結婚したばかりの長男の妻が、甲状腺機能亢進症を発症しました。当初、突然キレたり、イライラして息子に当たる様子に驚いたものの、それは病気の症状の一つなのだそうです。息子は明るい彼女にぞっこんでしたが、その豹変ぶりに愕然とし、仕事にも影響が出ています。病気の彼女を見捨てず一緒に頑張っていくべきか、家族の心の平安のために別れさせたほうがよいのか悩んでいます。(58歳・公務員)
《 酒井さんの解答 》
決して無理はせずに
息子さんは新婚で、愛する人が病気になって変わり果ててしまった──。
様子を見守るあなたも、母として女性として苦しんでいらっしゃる。その胸の内を私に明かしてくれました。それぞれがとてもつらい状況にありますね。
もしわが子が同じ状況に置かれたら、やはり親として子どもの判断を見守るしかないと思いますし、自分が息子さんの立場ならば、やれるところまでやってみようと腹を括ると思います。
諦めてたまるかよ、と。
ただ息子さんも変調をきたし、仕事への影響が出始めている様子。まずはこの病気に対して、最善を求めて対処していくことが最優先ではないでしょうか。
現在のかかりつけ医にとどまらず、セカンドオピニオン、サードオピニオンを活用してさまざまな考え方や対処法を得ることも一案かと思います。どうか息子さんだけが抱え込まぬように、上手にサポートしてあげてください。
必ずや、家族で納得できる結論が出るはずです。その際、心身ともにクリアな状態で判断していくことも大切ですから、決して無理はしないでくださいね。
彼女が救われ、皆さんに笑顔が戻ることを祈っています。