ぎっくり腰もなんのその

照ノ富士は3日目に、豪快なイメージをくつがえす、小技の「かいなひねり」で、前頭2枚目・隆の勝を下した。マジックをみているような技で、照ノ富士の器用さに感動した。

強いのだか弱いのだか謎なのが、4勝4敗の大関・正代。立合いとかの悩みがあるからなのだとしたら、もう悩んでいる暇はありません。

驚いたのは3日目に出場し、場所直前のぎっくり腰を感じさせない相撲を取っている関脇・高安(高ははしごだか)だ。

鍛えている力士は、ぎっくり腰を二度経験している私の知り合いの運動不足のオッサンとは違う。このオッサンは、一度目はあぐらをかいていてクシャミをして発症、二度目は洗面台で腰を曲げて顔を洗っている最中、クシャミをしてなった。

高安は、中日で4勝2敗2休だが、今後不利な体勢からのクシャミには十分注意してほしい。

今場所は車椅子で運ばれる力士がいて、その一人が2日目に首を痛めた大関・貴景勝。休場となり、とても残念だ。

白鵬の弟弟子の十両5枚目・炎鵬は、2日目に十両6枚目・貴源治の下からの顎打ちを何度も食らい、車椅子で帰った。取り直しとなったものの、審判の判断で、炎鵬が脳振とうを起こしているから相撲を取るのが危険、と見なされて不戦敗となった。