<ポイント3>寝具
【敷きパッド】
・吸湿性にすぐれた素材で 「背中の蒸れ」を防ぐ
寝苦しさの原因となる「背中の蒸れ」を防ぐために、背中に密着しない立体構造タイプや硬めのパッドを使いましょう。湿度や温度を一定に保つ麻わたもおすすめ。中身の素材は、ポリエステル綿だと蒸れやすいため、表面と同じ麻わたをチョイス。流行りの接触冷感タイプは、涼しい部屋でしか効果を発揮しないので要注意
【掛け布団】
・室内の設定温度に合わせて 厚手と薄手を使い分け
夏は通気性と吸湿性が高いガーゼケットがおすすめ。なおかつ、汗を大量にかくので簡単に洗濯できて、すぐに乾くものが衛生的にも◎。夫婦で同じ部屋に寝ていて夫が暑がり、妻が寒がりという場合、夫は薄手のガーゼケット、妻はそれよりも厚手の肌掛け布団にするなどバランスをとれば、お互いぐっすり眠れるでしょう
【枕】
・わきの下・太ももの間にも 風を通す「抱き枕」を活用
そば殻やビーズ、ジェルなど熱のこもりにくい素材の枕を使うと、脳の温度が下がりやすく、寝つきがよくなります。さらに抱き枕をプラスすれば、自然と背中が蒸れにくい「横向き寝」の姿勢に。わきの下、太ももの間にすき間ができて風が通りやすくなるうえ、体や腕の重みが分散されるのでリラックス効果も期待できます
まずは体験してみよう
\抱き枕のつくり方/
冬用の敷きパッドを裏返して円柱形に丸め、角についているゴムで留めれば、簡易抱き枕が完成。長さは100cm以上、厚みは10cmあると快適です。あるいは、横向き寝の状態で使っていない枕に片腕を載せ、厚めに折り畳んだバスタオルを両膝で挟んでも、同様の効果が得られます