また簡単にできる快眠アイテムが、「小豆クールパック」(後ほど解説)です。小豆は水分を約15%含んでおり、冷凍庫で冷やすとほどよい冷たさが15~20分ほど持続。これを枕に置いて後頭部を冷やすと脳の温度が下がり、寝つきがよくなります。
さらに頭を冷やしながら首を同時に温めると、露天風呂に入ったような感覚でリラックス。深い眠りに落ちやすくなるのでおすすめです。
快眠にはアロマも効果的。ミント系の香りは体感温度を約2℃下げるといわれています。ただ脳を覚醒させる効果もあるので、寝るときはリラックス系のラベンダーやスイートオレンジをブレンドするといいでしょう。エッセンシャルオイルを垂らしたコットンを枕元に置くほか、それをパジャマの胸ポケットに入れておけば、寝返りを打つたびにほのかに香ります。
快眠アイテムを上手に使って、元気に夏を乗り切りましょう。
熱帯夜もぐっすり眠れる3大ポイント!
質の高い睡眠を得るには、寝室を季節に合わせた環境に整えることが大切。夏に気をつけるべきポイントは?
<ポイント1>エアコン
・設定温度は26~28℃ 温湿度計でベストを探って
熱帯夜には、一晩中冷房をつけておくのがおすすめ。就寝1時間前から設定温度25℃程度で寝室を冷やし、寝るとき26~28℃に変更すれば、心地よく寝入り、かつ寝ている間に冷えすぎません。冷房の設定温度と実際の室温には差があるため、枕元に温湿度計を置き、快適に眠れる設定温度を探りましょう
<ポイント2>パジャマ
・袖あり+長ズボンで冷え防止 ゆとりのあるサイズが◎
手足が冷えないように袖あり・長ズボンのパジャマを。ラクに寝返りを打てるよう、上下に分かれたタイプで、ゆとりのあるサイズを選んで。生地は凹凸があって肌に張りつかない楊柳や、通気性のいいガーゼ生地が夏向きです。冷えで足がつる人は、夏もレッグウォーマーを着用しましょう