白鵬はどこに向かうのか

今回は、7日目の対戦相手の前頭3枚目・翔猿の作戦を真似たとしか思えない。

横綱生活15年目に突入し、相撲の境地をどこに極めようとしているのか、理解するのは不可能だ。

白鵬の初日は、土俵入りからして手術をした右足が不安定だったが、本場所が稽古になったようで日を重ねるごとに強さが復活していった。

私は場所前に、相撲の本や雑誌を貯め込んでいる「相撲箱」を取り出し、白鵬の引退を見越して、歴代横綱の事も含めいろいろ読み返していた。プラスチック削減のご時世とはいえ、古い家に住んでいるので、雨漏りやカビ発生を考えてプラスチックの箱に入れている。

後半戦に入り、「進退をかける、なんて言ったのは誰だ」とブツブツ言いながら、ぎっくり腰を防ぐ体制で重い相撲箱を押し入れにしまった。

左から『相撲のわかる本』NHKアナウンサー・北出清五郎著 広済堂出版(昭和50年初版だがこの本は昭和52年12月25日の9刷)、『横綱の品格』 双葉山(時津風定次)著(平成20年2月15日発行、ベースボール・マガジン社)、『Number PLUS 疾風!大相撲』(平成29年4月10日、文藝春秋)、NHK『大相撲ジャーナル 平成28年秋場所展望号』、NHK『大相撲ジャーナル 全相撲人名鑑 2016』、手前『DVDマガジン 映像で見る 国技大相撲』ベースボール・マガジン社全20号(写真提供◎しろぼしさん)