退団して髪を刈り上げた頃のポートレイト(写真提供◎越乃さん)

 

ゆとりを保たせて、山ができるイメージ

髭 はどのようにつけると思いますか?
糊かテープでくっつけてるのでは? と思われるでしょう。

いいえ!

「ただ貼り付ければいい」というものではございません。

舞台ですので、歌って踊りますし、遠くのお客様まで届くよう、台詞はハッキリと。
顔筋を大きく動かし、大きな声を出します。
そのため、髭が取れる、剥がれてしまうという恐れが付き纏うのです。

なんせ髭は数々の事件を生みます。
髭が剥がれてしまうなど、あってはならないのです。

まずは上唇の真ん中に髭糊をつけます。
髭にゆとりを保たせて、山ができるようなイメージで貼りつけます。
その際軽―くドライヤーなどで風を当てると粘着力が増します。

ポイントは、全面に糊をつけずにゆとりを持たせること。
これが重要なポイントになります。
口を開けたときに髭も伸びるように。
いつかつけることがあれば是非ご参考に。