精神のアヘン、電子毒物
それでは何故、テンセントの株急落が、個人的に大きなニュースだったかと言うと、その内容。中国の国営メディアが、「オンラインゲームが未成年の心身に悪影響を及ぼしている」と言い、オンラインゲームを「精神のアヘン」「電子毒物」と形容したというものです。
「精神のアヘン」とは、過激だけれども言い得て妙。私もあの時期は中毒患者でした。今はヤクが抜けたので(笑)、ゲームをしたいという気持ちはさらさらありませんが。そこで考えたのです、あの「ゲーム関連のテーマ株」は持っているべき?
テーマ株とは、複数企業の銘柄を、テーマで組み合わせてS株(単元未満株)で分散投資できるもの。
あの時、テンセントを買う代わりに、S株で9つもの国内ゲーム会社の株を買いました。それぞれ1~4株しか持ってないのに、配当の時期になるとちゃんと通知が来るんです。
「10円や30円をこんな立派な紙でご通知いただいて申し訳ない、送付コストのほうが高い…」と恐縮しました。
サスティナブルにも反する気がする。(とか感じる私はS株取引に向いていません)
9つの会社の中に、実額は少ないものの、評価損益でマイナス30%を超えるのが2社あって私のポートフォリオのワーストを争っています。それを見るたびモヤモヤします。ゲームをしなくなった私は、よく知らない会社に愛着が持てないのでした。(すみません)
中国でゲームの規制が始まったら、日本のゲーム会社もなんらかの影響を受けるだろうし、このニュースを機会に売ったほうが良いんじゃない?
そう思ったら、指がテーマ株の一括売りボタンを押していました。
売却損は出ましたが、スッキリしました。
損切りしたというのが、私的には大変珍しいことです。フットワーク軽くなってる!