イラスト◎bonbon
開運アドバイザーで「婦人公論」の愛読者でもある“アラフィ婦”さんが綴る、主婦投資家の株日記。お金とは切っても切れない(?)開運術も伝授しますのでお楽しみに!株価に一喜一憂などしない愛犬ちゃろ(柴犬・♀・4歳)も登場しますよ~! 第26回は「株主総会は「楽しい夏の風物詩」だったのに…」です。

※この記事は、あくまで個人的見解に基づくものであり、投資や個別企業の株取引を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

楽しい初夏の風物詩

Facebookって「過去のこの日」と、昔の自分の投稿を勝手にピックアップしてくるんですよ。大昔のことは覚えているくせにここ数年のことはけっこう忘れているという私にとってありがたいサービスですが、6月後半にちょいちょい現れたのが、数年前、どこそこの株主総会に行ってきました!という私の投稿でした。

6月は株主総会が大変多い月。というのは、3月決算の企業が多いから。株主総会は決算から約3ヵ月後に開催されます。ピークは6月の最終週で、29日前後は総会が重なることが多く、毎年どこの総会に行くか悩んだものです。

そんな時決め手になったのが「お土産」の存在。そう、株主総会に行くとお土産がもらえたのです。

Facebookの過去投稿も、株主総会でお菓子もらった、食事券も入っていたと、写真付きではしゃいでいます。「来年も楽しみ!」と浮かれている私に「来年はお土産廃止されているよ」と教えてあげたい。

新型コロナウイルスの感染が始まる前から、株主総会のお土産は廃止される傾向にありました。「総会に参加できる一部の株主にだけお土産を配るのは、株主間の公平性を欠く」という理由で、「お土産については今年から廃止いたしました」と総会の案内に記載する企業が年々増えて、とうとう今年は持ち株で、お土産ありの株主総会はゼロ。それどころか、コロナの感染拡大防止のため、総会の参加自粛を促す会社も多かったです。

会社を辞めてヒマになってから株を始めた私にとって、6月の株主総会めぐりは、楽しい初夏の風物詩でしたが、なるべく来ないでと言われているのに押し掛けるのも憚られます。総会には行かずに議決権を行使することにしました。