死亡保険でペットにお金を残す
独身ということもあり、自身の死亡保険は不要だと考えていた長井さん。しかし自分に万が一のことがあった時、ペットにお金を残す手段として死亡保険という方法もよいのではないかと思ったという。インターネットで検索すると、掛け捨てタイプなら月々1700円程度で済むと判明。負担なく払える額なので、2歳下の妹を受取人とし、500万円の死亡保険に加入することにした。猫1匹を育てるには、多く見積もって300万円くらいかかると言われている。あと10年は自分で飼えるとして、その先に何かあった場合を想定し、額を決めた。
「妹には電話で、『もし私が死んだら、200万円はあなたにあげる。だから残りの300万円で、チャミとユンを引き取って面倒を見てね』と話しました。妹は『いいよ』と言ってくれています」
長井さんは帰省する際に猫を連れて帰るため、両親も妹家族も、長井さんがどれだけチャミとユンを大事にしているか知っている。ちなみに妹との関係は良好で、週に1度は電話で話す仲だとか。
「信用はしているけど、念のための《保険》として、妹の子どもたちにも死亡保険のことを何度か話しています。『お母さんに猫を託すとお願いしている。ちゃんと面倒を見なかったら、化けて出るから、見張っておいてね』って(笑)」