加藤さんが2018年に出場した発表会での1枚。ダンスを始めてぐっと細くなった脚を大胆に見せて(写真提供:加藤さん)

楽しいと思うことを見つけられたのは幸せ

市毛 あらためて、タキさんにとってダンスの魅力とは?

加藤 一にも二にも楽しい! 音楽があって、それに男性とこんなに接近するなんて、ありませんもの。お相手の先生は、息子やお孫ちゃんの年齢ですけど。(笑)

市毛 たしかに接近しますよね。グッと引き寄せられて「おお〜っ」みたいな。(笑)

加藤 その時、「ここ、ダブついてるな」と思われないようにしたい。だから体形キープも自分に課しているの。

市毛 私は「人に見せる気はない」と言いつつ、ダンスでなければできないおしゃれは大好き。私より少し年上の人たちは、若い頃にダンスブームがあって、私もその雰囲気を見て知っている世代。映画の中でのダンスシーンを素敵だと思ったし、おしゃれしてお酒を飲みに行って、ちょっとダンスして帰ろうか、みたいなことも理解できていました。今、この年齢になって、そういう世界を文化として楽しむのはいいなあと思っています。クルーズ船のダンスタイムとか。

加藤 《非日常》ですよね。《変身願望》も叶えられる。

市毛 山関係の集まりだと、みんな登山ウェアです(笑)。それはそれでいいとして、今は何もかもカジュアルになりがちなだけに、いつもとは違う世界に行ける、というのはワクワクするんです。

加藤 発表会に出ていらした80代の方が、ラメでキラッキラの付けまつ毛をしていたの。「素敵! メイクしていただいたんですか」と聞くと、ご自分でなさったのだとか。この日のために、うちで何度も付け方を練習してきたと嬉しそうにおっしゃっていたんですよ。

市毛 いいですねえ。