大好きな「あずきバー」。一日5、6本食べていたが3本に制限する

井村屋のあずきバーは1日3本に

100歳まで楽しく生きるためには、まず健康でなければいけません。病院のベッドで人工呼吸器をつけられ、チューブやケーブルをつながれて生きるのは楽しくはありません(そうなった時、それも楽しめる心を持ちたいとは思いますが)。そのため、以前はバカにしていた健康維持に務めることにしました。

人間ドッグには年に1回行っています。そのクリニックは、なんとかして病気を見つけ出そうと頑張ってくれるので、病気が初期段階で発見されて手遅れにならずに済みます。

食べることが好きなのですが、繁栄の病「肥満」にならないように、食べ過ぎに気をつけるようになりました。特に甘いものが好きで、井村屋のあずきバーは箱ごと買ってきて1日5、6本は食べていましたが、それも3本までと決めました。

煙草は5年前に禁煙外来でやめました。ファイザー社のチャンピックスという薬でやめられたのですが、チャンピックスを飲んで散歩していたら突然踊りたくなって、人がいない公園で踊り狂ったことがありました。「煙草の踊りやめ」です。

ぼくの知り合いに、酒の飲み過ぎで体を壊した人や廃人になった人がいます。酒は適度に飲めたほうがいいかもしれませんが、ぼくはもともと酒が飲めない体質だったので、家では全く飲みません。酒で体を壊すことはまずないと思います。

椅子に座って長時間パソコンに向かって原稿を書いていると、血流が悪くなって背中や腰が痛くなってきます。そのため週に1回、ヨガの先生に来てもらって夫婦でヨガのレッスンを受けています。腰痛も治ったし、姿勢も良くなりました。

ストレスも病気の大きな原因です。ぼくの人生で大変だったのは、不動産投機と商品先物取引で莫大な借金を抱えたことや、取締役時代に机に座っているだけの毎日を過ごしていたことや、30年連れ添った妻と離婚したことですが、その時々で大きなストレスを抱え、それが原因かどうかはわかりませんがガンにもなりました。それ以外にも、『写真時代』が発禁になった時のストレス、ヤクザに監禁された時のストレス、右翼の街宣車に引っ張り込まれた時のストレスなどありましたが、それはほんの一瞬のストレスで、今では楽しい思い出になっています。

雑誌の編集は毎月時間がなくて大変だったのですが、編集が面白かったし、雑誌ができ上がった時の喜びもありました。編集に関わった雑誌は全て自分で創刊したものだったので、思い通りに編集できたから、ストレスにならなかったのかもしれません。