【巻き爪】

爪の端が内巻きに変形して皮膚を挟み込んだ状態。巻き爪になると指先に強い痛みを感じることがあります。

もともと爪には巻き気味に生える性質があるのですが、しっかり足指を使って歩けば体重が指先にかかり、爪は下から押されて平らになるので巻くことはありません。足の親指が丸くなった、「足の小指の先が小さくなった」という人は巻き爪の危険性があるので、歩く時間を増やす、爪が圧迫されないように前部にゆとりのある靴を選ぶなどの対策を取りましょう。

また、巻き爪に似た症状に陥入爪(かんにゅうそう)があります。爪の端が皮膚に食い込んで、ひどい場合は炎症を起こして痛みが生じることも。

爪を短く切りすぎないことも大切です。上から見たときに指の下の肉がはみ出ない長さで直線状にカットし、左右の角を落としてスクエア型に整えましょう。

 

【タコ・ウオノメ・イボ】

タコもウオノメも原因は同じ。サイズが合わない靴を履いて足が圧迫されたり、強くこすれたりすると、皮膚の防御反応が起こって角質が厚く硬くなり、やがてタコやウオノメができます。違いは、タコが皮膚の外側に向かって膨らむのに対して、ウオノメは角質が内側に食い込んで芯をつくること。ウオノメは歩くときに痛みを伴うことが多く、やっかいです。角質を削る対症療法だけでなく、足に合った靴を履く、歩き方を変えるといった根本的な改善策に取り組みましょう。

イボはタコやウオノメによく似ていますが、原因はウイルス感染。液体窒素による凍結療法や外科的切除、塗り薬を使って治療します。