自分の足をチェックする習慣をつけよう
では、どうすれば足の健康を守ることができるのでしょうか。まずやっていただきたいのが、足の状態を正しく知ることです。足は両眼からもっとも遠い場所にあるため、爪の色が変わってきた、足裏の皮膚が硬くなってきた……など、変化に気づきにくいのです。
また、たとえば2日続けておなかに痛みがあれば、多くの人は病院を受診しようかなとなるのですが、足の場合は多少痛みが続いても、「いずれ治るだろう」「もう少し様子を見よう」と、受診が先のばしにされがちです。足はとてもガマン強い部位なので、ほんとうにつらくなって病院を訪れたときには症状がかなり悪化していた、というケースが少なくありません。
みなさんの足の状態はどうでしょうか。【《足寿命》チェックシート】を参考に自分の足を観察して、トラブルの兆候がないか確認しましょう。たとえば、「足の甲を10秒ほど押すと、なかなか凹みが消えない」のは、血流が低下して足にむくみが生じているからです。
50代以降の女性が陥りやすいトラブルや対処法については次ページ以降で解説しますが、困った症状の背後には必ず足が抱える不具合や、何らかの異常があるということを覚えておいてください。
\足は過酷な環境にさらされている!/
私たちの体を支える「足」は非常にガマン強い部位。それゆえにトラブルも起こりやすいのです