【外反母趾】
親指が外側に曲がってほかの指とクロスし、同時に親指の付け根が出っ張り、付け根が「く」の字(または「逆くの字」)になった状態。レントゲン撮影をし、「く」の字の角度が20度以上あると、外反母趾と診断されます。加齢に伴う筋力の低下や体重の増加によって足のアーチが崩れることが主な原因で、扁平足の人に外反母趾を発症することが多いのはこのためです。
出っ張り部分に痛みを感じる症状以外にも、「親指の爪の両脇が内側に丸まって、皮膚に食い込んでいる」、親指の内側にしびれを感じるといった症状が。変形が重度な場合は治療や手術が必要ですが、軽度であればセルフケアで進行を抑えることができます。問題は足の指同士が寄ったことなので、テープやサポーターで指の付け根を締めて指と指の間を広げる、指先を動かして指の筋力を鍛えるなどの方法がおすすめです。
付け根の出っ張りが靴の内側に当たらないように大きめの靴を選ぶ人がいますが、余裕がありすぎると靴の中で足が動いて外反母趾が悪化することも。