一緒にいて誇らしい鶴瓶さん
さだ 僕はこの人をずっと大事にしようと思ったね(笑)。そのあと2人は仕事に行ったんだけど、そこへ(横山)ノックさんがきた。
清水 大阪色強すぎ。(笑)
さだ 「さだくん、これからなにすんの?」「決めてないんですよ。夜、ごはんでも食べますか」なんて話してるところに、鶴瓶ちゃんが「まだやってんの?」って戻ってきて。ノックさんがいなくなったら、今度は(桂)三枝さん(当時)がきた。だからその日は結局、どこへも行けなかったです。(笑)
清水 大人になると、思い立ったときに出かけるなんてこと、そうそうできるもんじゃないですよね。
さだ そう、だからあれは青春の楽しい思い出です。
鶴瓶 この人みたいに、こうやって自分を開けておくと、人は自然と入ってくるもんや。
清水 鶴瓶さんも同じでしょう。
鶴瓶 ミッちゃん、俺は『家族に乾杯』で、もう日本を4周しかけてる。そういう意味では、各地に知り合いがものすごく多い。
さだ そして人を繋いでいくのも、彼の素晴らしいところ。
清水 確かに。前に、鶴瓶さんにお寿司屋さんに連れて行ってもらったことがあるんですよ。外を歩いてるだけで、こんなに人が喜ぶものなんだってびっくりした。話しかけてきた人と「鶴瓶ちゃん、ごめん。今度返す」「ええねん」とか話してて、「この人、いったいなに借りたんだろう?」って思ったり(笑)。自分は関係ないのに、一緒にいて誇らしかったなあ。