「なぜいやなのか」を自分に聞く

1つ目は、なんでいやなのかを自分に聞いてみる。

たいていの場合「なぜいやなのか」が分析できていません。でも、その原因を探っていくと、実は大したことではないのです。

『伝える準備』(著:藤井貴彦/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

その対象について目を背けず分析すれば、道は必ず見えてきます。ほんの10分でも真剣に考えるだけで、状況は大きく変化していきます。

例えば、たまったメールの返信や部屋の片づけなどで理由を考えてみますと、いずれも手付かずのままで面倒ですよね。

そう、この「手付かずで面倒だから」が答えなのです。この当たり前の原因が意外に意識できないものなのです。

ここまでくると選択肢が生まれます。

1 そのままにしておく

2 手を付ける

人生は自由なので、そのままにしておいてもまったく問題ありませんが、「手を付ける」のであれば、動き出すことができます。

私の場合はここで、その作業に何分かかるのかを考えます。それが1時間だけ頑張れば終わるものなら、「そんなことで何日も悩むなんて、その時間がもったいない」という結論になるのです。

いやな理由に突き当たれば、スムーズに体が動き始めることは実際にあります。