「香港式焼きものセット」。他に海老水餃子、日替わりの漬物、杏仁豆腐などのデザートがついて2300円(税込)。焼き鴨が蒸し鶏に替わることも
 

リアル香港の味がずらりと

銀座で見つけた小さな香港。それが、ここ「家寳 跳龍門」だ。メニューを開けば鶏のクリスピー姿揚げなどの焼味(シウメイ)から香港風炊き込みご飯のボウ仔飯、牛バラ肉と大根の香港風煮込み土鍋に海老蒸し餃子などの点心類まで、リアル香港の味がずらりと並ぶ。

それも、料理長の袁家寳さんは、中国料理界の伝説的名店「福臨門」で32年間勤めあげた大ベテランと聞けば納得。15歳から「福臨門」一筋、後半の15年間は料理長を務めた実力の持ち主だ。

ランチなら、その味を手軽に楽しめる。中でもおすすめはご覧の「香港式焼きものセット」。ご飯の上に乗っているのは、サクサクの皮も香ばしい豚バラ肉の焼き物やタレの旨味と脂の甘みが絶妙に絡む叉焼、そして五香粉の香りもエキゾチックな焼き鴨の3種類。ボリュームもたっぷりだ。

 

<テイクアウト>左上から時計回りに、金華ハムでとった上質なスープが美味な海老入りの「フカヒレ入りスープ餃子」1320円、「スペアリブの黒豆味噌蒸し」770円、卵の皮で包んだ「海老入り焼売」680円(2個。以下同)、「蟹入りフカヒレの蒸し餃子」580円と「海老とニラ入り蒸し餃子」600円の盛り合わせ

また、4680円(税込)のランチコースでは、深みのあるスープが秀逸な「フカヒレ入りスープ餃子」や自家製点心5種盛り合わせなど、往年の「福臨門」を彷彿させる味を楽しめる。料理は一部を除いてテイクアウトもOK。