(4)家族という重荷

・83歳になる母が、69歳の内縁の夫と暮らしている。いまは元気なのでいいが、母が倒れたらどうなるのだろうと思うと気が気ではない (54歳)

・娘の夫と、どうしても気が合わない。家が近所なので、うっかり犬の散歩のときに会わないよう、気をつけている (71歳)

・若いときから勝ち気だった姉が代でうつ病に。年ほど面倒を見てきてしばらくは元気だったが、80歳を過ぎてから弱気になり、また私を頼ってくるように。子どもの頃いじめられた記憶が残っているので、面倒を見ながらも腹立たしくなってしまう (80歳)

 

(5)先立つもの、なし

・夫が退職金と解約した企業年金を酒と女性に使ってしまったため、80歳まで住宅ローンがある。息をする限り、払い続けなければならない (74歳)

・自営業だったので、年金は夫婦合わせて2ヵ月で31万円。家のローンもまだあり、夫の介護に月4万円はかかる。青息吐息です (79歳)

・38歳で出産したので、あと10年は教育資金がかかる。夫の会社はコロナの煽りを受けて不景気だし、私たちの老後のことで娘の負担になりたくないと思っている (51歳)