昨夜から放送が始まった『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』にて共演する赤楚衛二さんと坂口健太郎さん。二人は3年ぶりの共演とのことでーー(撮影:本社・八木沼卓)
今の世の中にも起こりうる、日常を奪われるという恐怖
3月4日(金)夜11時より放送・配信がスタートした『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』。この作品は、他人の家に勝手に住みつく存在=ヒルの謎を追うサスペンスドラマであると同時に、格差社会の闇にスポットを当てた社会派ドラマでもある。Season1の主演は赤楚衛二。Season2の主演は坂口健太郎が務めている。
<第1話あらすじ>
21歳の四宮勇気(赤楚衛二)は友人もおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた。ある日、いつものように夜勤バイトから帰ると、部屋には腹部をナイフで刺された見知らぬ男(栁俊太郎)が座り込んでいた。男は搬送先で目を覚ますと、刑事にむかって自分は“四宮勇気”だと名乗り、ユウキを指さしながら「この人が自分を刺した」と供述するのだった。咄嗟にその場を逃げ出したユウキは、一瞬にして逃亡犯となってしまう。そんなとき、目の前にゾーカ(吉川愛)という謎の女が現れる。父親を殺した人物への復讐を手伝って欲しいと頼まれたユウキは彼女と行動を共にすることに。ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活する、通称“ヒル”だった。二人はやがて“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル、カラ(坂口健太郎)と出会う。カラもまた、復讐のためだけに日々を抜け殻のように生きるヒルだった̶。
21歳の四宮勇気(赤楚衛二)は友人もおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた。ある日、いつものように夜勤バイトから帰ると、部屋には腹部をナイフで刺された見知らぬ男(栁俊太郎)が座り込んでいた。男は搬送先で目を覚ますと、刑事にむかって自分は“四宮勇気”だと名乗り、ユウキを指さしながら「この人が自分を刺した」と供述するのだった。咄嗟にその場を逃げ出したユウキは、一瞬にして逃亡犯となってしまう。そんなとき、目の前にゾーカ(吉川愛)という謎の女が現れる。父親を殺した人物への復讐を手伝って欲しいと頼まれたユウキは彼女と行動を共にすることに。ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活する、通称“ヒル”だった。二人はやがて“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル、カラ(坂口健太郎)と出会う。カラもまた、復讐のためだけに日々を抜け殻のように生きるヒルだった̶。
赤楚さんが演じるのは、殺人未遂容疑で警察に追われることとなった青年・ユウキ。突如奪われた日常と自身の身分を取り戻すため、ヒルに立ち向かっていく役柄だ。
一方の坂口さんが演じるのは、“ヒル狩りのカラ”。過去に母親的存在のヒルを仮面の男に殺害されており、その男への復讐を心に誓って生きている。