一番最初に反応したのは田中樹
松村さんが前回『婦人公論』に初登場したのは、昨年9月(2020年10月13日号)のこと。NHKプレミアムドラマ『一億円のさようなら』出演時のインタビューだった。その際、ご両親にNHKのドラマに出ると報告した時のことを「ビックリしつつも『本当にお芝居をやっていくんだね』と言われました」と、少し照れながら話してくれた。今回、ご家族の反応は?
「もう絶叫していましたね。しかも『どんな内容なの?』とかじゃなく、『なんで? なんで“朝ドラ”に出られるの?』って聞かれました(笑)。やっぱり出る側だけじゃなく、観る側もそう感じる世界なんですねえ。親が落ち着いてから、ドラマについて詳しく話してあげました」
一方、SixTONESメンバーのリアクションはというと――。
「最初に反応したのは田中樹ですね。ネットニュースか何かで見たらしく、わざわざ電話をしてきてくれました。『すごいじゃん、出るんでしょう? どんな感じなの?』と言うので、『今回は三世代あって、俺が演じる世代は上白石さんがああでこうで』と説明していたら、7割くらい喋ったあたりで電話を切られました(笑)。よくやられるんですよ、話の途中でブチッと切るやつを。たぶん彼は、それをやりたくて電話してきたんだと思います(笑)」
今回、特に松村さんの印象に残っているシーンは、親子で語り合う場面だそう。
「稔が母親と対立して、その後、父親と腹を割って話す場面があるのですが、そのシーンのセリフと空気感がすごく好きでした。とにかく、めちゃめちゃセリフ量が多かったんですよ。台本をめくれどめくれどシーンが変わらない、長いっ、みたいな。でも、視聴者の皆さんにも響く大切な言葉がいっぱいあると思うので、楽しみにしていてください」