上白石萌音さん演じるヒロイン・橘安子と松村さん演じる稔(写真提供:NHK)

「松村、おっさんぽい発音だなあ」と思わないで

『カムカムエヴリバディ』のストーリー展開のカギになるのは、ラジオ英語講座。松村さん演じる稔も、英語が堪能というキャラクターだ。果たして、松村さんご自身はどうなのだろう?

「英語に関しては、小学生のころ塾に通っていました。あとここ数年、定期的に勉強しているので、なんとなく土台はあるという状態です。“朝ドラ”への出演が決まってからは、イントネーションを正しくするためにレッスンを組んでいただきました。うちのメンバーのジェシーは英語を話すんですが、発音が現代風なのでアドバイスは聞かないようにしていましたね」

稔が英語を学んだのは、日本で長きにわたって放送されているラジオ英語講座。稔が生きた時代と最近のそれとを比較すると、発音が微妙に違うのだとか。

「たとえば今、“リトル”という単語は“リロー”のように発音しますよね。でも、昔はもっとTの音をはっきり発音していたようなんです。日本語で昔『なにそれ?』と言っていたものが、今は『なんそれ?』になっている感じでしょうか。なのでドラマを観たネイティブの人には、『松村、おっさんぽい発音だなあ』と思われるかもしれません(笑)」