土俵が崩れて中身が…

土俵上だけでなく、土俵下も荒れた。

2日目、前頭15枚目・天空海と前頭17枚目・輝の対戦は、輝が押し倒しで勝ったが、天空海が土俵の西側に坐っている勝負審判の大鳴戸親方(元大関・出島)の上に落ちた。親方は右足を痛めたようで、痛みをこらえている姿に「親方がんばれ!」とテレビに向かい声援した。

その4番後の取組は前頭11枚目・妙義龍と前頭12枚目・千代大龍の対戦で物言いがつき、軍配通り妙義龍が押し出しで勝った。しかし、千代大龍が西土俵から落ちるときに、土俵の一部が壊れてしまい、テレビで初めて土俵の中がどうなっているのかを見ることができた。中身も表面と同じ色だと確認。
その後、崩れ落ちた土の前に立つ千代大龍の後ろ姿がテレビ画面に映ったが、「弁償させられるのか?」と心配している様子はなかった。

3日目の琴ノ若と前頭5枚目・石浦の取り組みは、琴ノ若が一気に押し出したが、立ち合いのぶつかりで石浦が首を痛めて西土俵下にうずくまり、しばらく立ち上がれなった。正面解説の舞の海さんが、「首に電気が走ったくらいなら早く土俵に上がるように」と言っていたが、ムリ、ムリ、無理ですよ。

案の定、4日目から石浦は頸椎の神経を痛めていて休場した。私は首が長年悪いので、首を痛めた力士に深く同情し、応援している。舞の海さん、首を痛めた力士に「愛」を!
厳しくても、力士への愛を感じる解説が、この不安な時代を生きる相撲ファンの心に染みるのです。

「名物国技館カレー」と姉妹品の「秘伝国技館ハヤシ」。両国国技館の協会員専用地下食堂の人気カレーがレトルトパウチ食品となった。販売者は公益財団法人日本相撲協会。場所中に食べると、気合いが入る気がする(写真提供◎しろぼしさん)

 

※「しろぼしマーサ」誕生のきっかけとなった読者体験手記「初代若乃花に魅せられ相撲ファン歴60年。来世こそ男に生まれ変わって大横綱になりたい」はこちら

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