手作りのアクセサリーとポチ袋
私は、さんまさんのこうした“サービス”は“やさしさ”だと思っています。一般の方に置き換えたとしたらおわかりいただけるのではないでしょうか。集まり事などで、率先して場を盛り上げ、笑いをとって、もしも、つまらなくしているような人が一人でもいたら、その人を掬い上げて、いじってくれる。それは男性でも女性でも「やさしい人」に違いありません。
私は、さんまさんのような話術はもちろんありませんが、出演時や、ちょっとした集まりの司会などをさせてもらうとき、このさんまさんのやさしさをできるだけ真似したいと心掛けています。
人生の岐路で「おもろいほうをとる」ことを実践できているかは正直わかりませんし、「貴女は芸人ではないのだから、そんなことやる必要がないのでは?」とベテランのテレビウーマンから叱られたこともありましたっけ。でも、「楽しそうなほうに進む」ということなら、私はやってきたように思います。
ネガティブで消極的で目立たなかった幼少期を送ってきた私は、色々なジャンルの素敵な方たちを真似しながら今に至ります。
その中で、明石家さんまさんは、私にとって特別すぎる存在であり、もっとも真似したい、「目標」の人でもあります。
さんまさんがクリスマスにくださった手作りのアクセサリーと、毎年、さんまさんがスタッフ全員にくださる「お年玉」の袋(保存版です)は宝物です。箸袋にサインをしたり、必ずツーショット写真を撮ってくれたりする“神対応”以外にも、こうした細やかな気遣いもできる方なのです。
2歳上のさんまさんが現役として輝き続けてくれているから、「がんばろう」という気持ちにもなれる。神対応ならぬ、私の神様です。