バブリーキャラではない下着CMの仕事が来た!

そこで、マネージャーにも相談せずに、キャラを少しずつ抑えるために今まで身につけていたたくさんの武器を気づかれないように手離していきました。

肩パットの綿を少しずつ抜いて、青いアイシャドウの面積を狭くし、まゆ毛は少しずつ細くしていく。赤い衣装を赤のチェック柄からピンクにしたりと、ワンパターンを抜け出し、「しもしも?」を使わなくても笑ってもらえるようになろうと、最後に携帯電話を封印しました。

メイクさんやスタイリストさんも付けてもらえるようになり、よりカラフルによりバブリーにと、テレビに出ながら少しずつ「ネオバブリー」にキャラクターをバージョンアップさせていったのです。

すると、大手下着メーカーからのランジェリーモデルのオファーなど、新しい分野にどんどん道が開かれていきました。売れるために自分が持っていたたくさんの武器でさえ、時間の経過とともに必要なくなったものは変化をおそれず手離す勇気を出したからでした。

 

※本稿は、『部屋を片づけたら人生のミラーボールが輝きだした。 1日15分のノラ式実践法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

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部屋を片づけたら人生のミラーボールが輝きだした。 1日15分のノラ式実践法』(KADOKAWA)

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