子どもが続けて気持ちよく話せるように、「へぇー。そうなの!」「その後、どうなったの?」など、上手に相槌を打つことが大切(写真提供:photoAC)

幼児との対話では相槌を打ち、聞き上手に

子ども、特に幼児との対話で常に意識しておきたいのは、聞き上手になるということです。子どもが続けて気持ちよく話せるように、「へぇー。そうなの!」「その後、どうなったの?」など、上手に相槌を打ちましょう。

子どもは幼稚園であったことなどをお母さんに話したいものです。でも、まだボキャブラリーが少なくて、話し方もうまくないため、子どもの話を聞いていてもどかしく感じることがあるかもしれません。

そんなときに、「結局、何が言いたいの?」「同じ話を何度もしているよ」などと言ってはいけません。そんな言い方をされると、子どもは悲しい思いをして、もう話したくなくなります。子どもが同じ話を何度してもいいじゃないですか。余計なことは言わず、笑顔で聞いてあげましょう。

子どもに何かを尋ねるときには、「はい」「いいえ」で答えられる質問ではなく、たとえば「今日は幼稚園で何をして遊んだの?」「そのとき、あなたはどう思ったの?」などといった声かけをしましょう。

「はい」「いいえ」で答えられる質問だと、「うん」「違う」といった答えで対話が終わってしまいます(笑)。「何をした」「どう思った」などと聞かれると、子どもはそのことを伝えるために一生懸命考えます。