よく使われる声かけで実はよくないのが、「次も満点取ってね」「次も1位になってね」という言葉。子どもにとってはプレッシャーにつながってしまうとのことで――(写真提供:photoAC)
子どもに対し、つい感情的な言葉をつかってしまった読者も多いのでは。忙しい中、適切な言葉を選ぶのはなかなか難しいことですが、4人の子ども全員を東大理三に合格させた佐藤ママいわく「声かけひとつで、子どもは自己肯定感を高め、勉強にも前向きに取り組みことができるようになる」と言います。では子どもに「してはいけない声かけ」と「よい声かけ」とはどのようなものでしょうか。その一つとして「子どものテスト結果に一喜一憂しない」ことが大事だそうですが――

冒頭、いきなり「読者も多いのでは」と言われてもトートツかもと。お子さんいない人も読んでいるので。「子育ての場面では、わが子を期待したり、心配したりするあまり、感情的な言葉をつかってしまうこともあると思います。」とか「自己肯定感」もちょっと固いので、子どもが自分を好きになり、やる気を引き出し・・・」みたいなほうがいいかもです。

「次も満点とってね」や安易な「大丈夫!」はNG

親がよかれと思って声かけしているけれど、実はよくないのが、「次も満点取ってね」「次も1位になってね」というプレッシャーになる声かけと、励まそうと思って安易に使ってしまう「大丈夫!」という言葉です。

『子どものやる気がどんどん上がる魔法の声かけ 3男1女東大理三合格の母が12歳までにかけた言葉』(著:佐藤亮子/中央公論新社)

子どもがテストで満点を取ったとき、つい「次も満点取ってね」と言ってしまいがちですが、お子さんによっては「お母さんに次も満点を取るように言われたけれど、取れなかったらどうしよう」とプレッシャーに感じてしまいます。

だから、「次も満点」「次も1位」などというような声かけではなく、シンプルに「次も頑張ってね」と明るい声で言うといいと思います。

小学生になるとテストがあり、受験の模試では偏差値や順位、志望校合格の可能性などが出てきますが、それらの結果に一喜一憂しないことです。いい成績のときには「よく頑張ったね。次も頑張ろうね」、悪い成績のときには「間違えたところを見直そうか」と、淡々とした態度で声をかけるといいと思います。いい成績のときに親が大喜びしてしまうと、点数が良くなかったときに取る態度とのギャップが際立ってしまいます。

たとえて言うならば、親は子どもが大学生になるまでの人生の伴走者です。いいときには笑顔でギュッと子どもの手を握り、悪いときには冷たく手を離すのではなく、どんなときでも同じ強さで手をしっかり握ってほしいと思います。

また、子どもが落ち込んでいるときなどに、励まそうと思って、「大丈夫!」と声をかけるお母さんは多いと思いますが、本人は大丈夫じゃないから悩んでいます。安易に、何の根拠もなく「大丈夫!」と声をかけると、子どもは無責任な感じに捉えてしまうでしょう。

「ここが良くなかったから、今度は気をつけようね」と、先のことを見据えてアドバイスしてあげるといいと思います。根拠のない「大丈夫!」よりも具体的なアドバイスの方が、子どものやる気を後押しできます。