「取り合わせ」のコツは
(B)の「取り合わせ」の作り方では、「季語」と日常生活で見つけたタネをもとにした「12音」を組み合わせるだけで、オリジナリティのある俳句を作ることができます。
「取り合わせ」の基本形は、下図の通り。「季語」よりも先に「俳句のタネ」を決めます。なぜなら季語を先に決めると、どうしても季語を説明しがちだからです。そうすると、「一物仕立て」の類想類句、つまり似たような句のオンパレードに陥ってしまうのです。
また、あとで季語と「取り合わせ」るので、「俳句のタネ」の12音には季語が入らないようにしましょう。とはいえ初心者のうちは、どの言葉が季語に当たるかわからないので、『歳時記』でチェックするといいですね。大切なのは、オリジナリティとリアリティです。季語が重なっても、12音ぴったりにならなくてもかまいません。まずは恐れずどんどん作っていきましょう。
「取り合わせ」にトライ
●「俳句のタネ」と、それに似合う季語を書いてみましょう
( 季語 )+( 俳句のタネ )
●完成句を(五七五の間を空けずに1行で)書きましょう