平良三郎、オーナー・房子、田良島デスクなど、出会う人がことごとく良い人ばかりと、なんやかんやで順調な暢子。それより著者が気になるのは病弱な歌子のほうで(イラスト:タテノカズヒロ)
黒島結菜さんがヒロイン・比嘉暢子を演じるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時ほか)。沖縄本土復帰50年の今年、料理人の夢を追う暢子とそのきょうだいを中心に、家族の絆を描きます。6月13日から第10週に入った「ちむどんどん」ですが、今連載では、漫画家でイラストレーターのタテノさんが過去の放映回から印象に残ったシーンとともにドラマを振り返ります。今回は5月30日~6月3日に放映された第8週「再会のマルゲリータ」について。

第8週「再会のマルゲリータ」ふりかえり

暢子(黒島結菜さん)が沖縄を出てから1年。右も左も分からない新人だった暢子も、ある程度仕事ができるようになっていました。

しかし務め先のイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」オーナーの房子(原田美枝子さん)から、ある通告を受けます。その内容とは新聞社で「ボーヤさん(雑用などをするアルバイト)」として評価を得ること。

さっそくその新聞社に採用されて右往左往する暢子の前に、以前沖縄で交流していた青柳和彦(宮沢氷魚さん)が。さらに和彦は、暢子が下宿している沖縄居酒屋に住むことになりました。

一方、沖縄では良子(川口春奈さん)が出産を迎えることに。さらに歌子(上白石萌歌さん)が母・優子(仲間由紀恵さん)に黙って歌手のオーディションを受けますが……

といったストーリーが展開しました。タテノさんの注目したポイントとは?