●その他の「謙信の隠し湯」
燕(つばめ)温泉「黄金の湯」「河原の湯」(新潟県妙高市関山燕温泉) 「黄金の湯」で謙信が、「河原の湯」で家臣が傷を癒した。
関(せき)温泉(新潟県妙高市関温泉) 妙高山の中腹にあり、戦国時代には「関山の湯」と呼ばれていた。
貝掛温泉(新潟県南魚沼郡湯沢町) 関東出兵の際、兵士の英気を養い、傷を癒すために湯に浸からせた。
蓮華(れんげ) 温泉(新潟県糸魚川市大所) 雪倉銀山で銀を採掘中に温泉が湧出。
猿ヶ京温泉(群馬県利根郡みなかみ町) 申年生まれの謙信が「申ヶ今日(さるがきょう)」と名付けたが、後に「猿ヶ京」と改められた。
奈女沢(なめざわ)温泉(群馬県利根郡みなかみ町) 効能の高さから「釈迦の霊泉」の異名を持つ。
※本稿は、『秘湯マニアの温泉療法専門医が教える 心と体に効く温泉』(中央新書ラクレ)の一部を再編集したものです。