職人並みの技術! 娘役はとにかくすごい

男役のアクセサリーは、カフスや指輪、イヤーカフ、ブローチなどですが、
娘役は、ネックレス、イヤリング、指輪、ブレスレット、ブローチ、髪飾りなどたくさんあります。

髪飾りなどは、基本的に娘役自身の手作りです。
衣装に合わせて、ビーズやパールやラインストーンを使い職人並みの技術で作り上げます。
ショーの場面ごとに、鬘やウイッグを付け替えていくので、
髪飾りは何種類も必要になります。
アクセサリーも時代背景を調べたり、その時の流行りのアクセサリーの形を調べて作ったり、初日の幕が開くまで、ほぼ徹夜の作業です。
初日が開いてからも、手直しをしたり、納得がいくまで作り変えます。
娘役はとにかくすごいのです。

舞台を彩る豪華なアクセサリーもそれぞれ拘りが

そんな一人一人の拘りの詰まったアクセサリーや小物にも注目して見てみると、
また宝塚を観る楽しみが増えるのではないでしょうか?

冒頭に戻ります。
若かりし越乃の密かな憧れ、
「結婚指輪をあげる」というその日は、案外早く訪れました。

指輪をもらった人の反応を見ていると、やはりサプライズがいいと見ました。
結婚指輪サプライズ大作戦。
まずサイズはどうやって調べる???
本人に聞くのではサプライズにならないし、
仲のいい人に聞いても指輪のサイズを知っているとも限らないし…

そうだ!
以前その人にあげたことのある人に聞いてみよう。
案外地味な作戦。

しかしどうやってもサイズが判明しない場合…
聞く。
本人に。
全くサプライズにはならない手段に走ることもありました。