新宿三丁目の地下でフランスの伝統料理をカジュアルに
新宿三丁目駅から徒歩1分。飲食ビルの地下に店を構えて17年。知る人ぞ知るランチの穴場がここ「クレッソニエール」だ。
今はなき青山「レ・クリスタリーヌ」のカジュアル版としてオープン以来、フランスの伝統料理を作り続けてきたのは店長の武田昌巳シェフ。ランチメニューにも、ステーキアッシュ(フランス風牛肉ハンバーグ)やオニオングラタンスープなどビストロ定番の料理がズラリと並ぶ。
中でも、武田シェフ渾身の逸品が鴨のコンフィ。曰く「鴨もも肉を塩漬けし、鴨の脂でゆっくり火を入れる」のがコツだそうで、脂の温度は65〜80℃の低温が鉄則。本来は保存が目的の調理法だが、「そのまま焼くと硬い鴨のもも肉も、コンフィにすることでしっとり仕上がる」とは武田シェフ。
確かに皮目をパリッと焼きあげた鴨もも肉は、身が骨からほろりと外れる軟らかさ。口にすれば、鴨の風味がしみじみ広がる。
また、昨年8月には系列店「コンコンブル」と併合した。同店シェフの奥村憲治氏とのWシェフ体制になり、料理もより充実。ベテランならではの味をぜひ。
CRESSONNIERE クレッソニエール
●東京都新宿区新宿3-4-8 京王フレンテ新宿3丁目B1F
電話:03-3350-4053 11:00~22:00(L.O.21:00)
※ワンプレート料理は11:00~15:00と月〜水の18:00~21:00 無休
●平日限定の日替わりソテーメニュー1350円、丸ごとトマトの肉詰めローストプロヴァンス風1650円ほか
●アクセス/東京メトロ丸ノ内線・副都心線新宿三丁目駅B2出口、都営新宿線新宿三丁目駅C2出口より徒歩1分