初夏の美味しさを楽しませてくれる
祇園の雑居ビルから烏丸御池に移転し、今年1月に一軒家となった日本料理店「おが和」。扉を開けると広々としたカウンター空間が広がり、オープンキッチンに立つ店主・小川洋輔さんがにこやかに迎えてくれる。
小川さんは「京都吉兆(吉は正しくは「土」の下に「口」)」や「祇園さゝ木」などの名店で研鑽を積んだベテラン料理人。
これまでは夜中心の営業だったが、気軽に食べられるお昼を始め、前菜、温物、ご飯、甘味のミニコースを提供している。「1時間ほどで召し上がっていただけるランチセットのようなミニコースです」。
前菜は、7~8種類の料理を盛り合わせた八寸風の一皿。甘鯛の塩焼きや鱸の小袖寿司、酒粕入り卵焼きなど、五味五色で緩急をつけた正統派の京料理だ。
2品目は温かいものを出し、この日は茄子と伏見唐辛子を揚げ浸しに。土鍋で炊き上げるご飯は煮えばなを出し、同時に8種類のご飯のお供が登場する。
自家製の唐墨ふりかけや海苔の佃煮、マグロと山芋などから好きなだけ選べ、お代わり自由。甘味も付き、4品で初夏の美味しさを楽しませてくれる。
おが和
●京都府京都市中京区姉西洞院町515
電話075・211・6005 12:00一斉スタート、18:00~ 日曜休
●昼/4品のコース4180円、7品のコース8800円 夜/おまかせコース2万4000円
●アクセス/京都市営地下鉄烏丸線・東西線烏丸御池駅より徒歩7分(烏丸線)、同9分(東西線)