ふやけた角質層の水分が蒸発し、皮膚のバリア機能が低下~『マスク汗あれ』

マスクの中は、「潤っている」のではなく、「ムレている」だけ(写真提供◎photo AC)

マスクの中は湿気が多く、肌が保湿されていると思いがちですが、それは間違い。肌は「潤っている」のではなく「ムレている」だけなのです。

「マスクの着脱でこすれるところや、マスクで覆われた部分にも、汗あれが起こりやすくなります。マスクをすることで、皮膚の角質層はふやけた状態になっています。

マスクを外したとき、角質層の水分が蒸発して皮膚が乾燥し、皮膚のバリア機能の低下につながり、そこにマスクの繊維や汗の成分が刺激になり、マスク汗あれが起こります。

マスク汗あれはケアを行わないと、ますます助長され、マスク汗あれスパイラルに陥ります」(吉木先生)