「家族ごとボックス」で床置き防止

モノを一つ置くと、それだけで圧迫感が出てしまうリビングの床。

家族の集まるリビングは、それぞれの私物が集まりやすいし、それぞれに減らすように言っても、ずっと守ってもらうのは難しいかもしれません。

そこでおすすめなのが、「家族ごとボックス」。家族それぞれの私物を入れる「ボックス」をひとつずつ渡して、その中の管理は本人に任せてしまうのです。

数や形状は家庭の状況に合わせて選んでいただければと思いますが、たとえば「取っ手付き(持ち運びしやすい)」、「スクエア型(丸型より無駄なく入る)」、「深すぎず浅すぎない(深いと取り出しにくく、浅いとあまり入らない)」、「蓋なし(蓋は開けるというアクションが手間)」などは使い勝手がいいかもしれません。

阿部家のパパ用「家族ごとボックス」(写真提供:著者)

とにかく「収納場所を確定させる」だけですが、カンタンでいて床置きをグンと減らすことになり、リビングがスッキリします。

なお家族ごとボックスは、家族の一員である”ペット”にもおすすめです。

片づけサポートでクライアントの自宅へお伺いすると、ペットシーツやお洋服などのペット用品がリビングに散らかっているケースをよく見かけます。でもこれも、ペット用の「ボックス」を作るだけでかなりスッキリするはず。

ペットシーツなども「リビングに出すのは1週間分だけ」などと量を決め、ストックは納戸など、動線の比較的良いところに収納しておきましょう。

とにかく「家族の一人一人の私物を、それぞれのボックスに入れる」ことを意識すれば、それだけで床はスッキリ、圧迫感も解消されるはずです。